土用の丑の日(どようのうしのひ)とは
土用の丑の日は
- 「土用の丑の日」は、夏の暑い時期に元気をつける日
- 昔の人が考えた知恵で、今もウナギを食べる風習があるよ!
「土用の丑の日」は、夏にウナギを食べる日として有名。
でも、どうしてそんな日があるのか、ちょっと説明するね。
① 「土用(どよう)」ってなに?
昔のカレンダーで、季節の変わり目(春・夏・秋・冬のあいだの時期)のことを**「土用」**って言ったんだよ。
特に、夏の土用は、いちばん暑くなる時期なんだ!

② 「丑(うし)の日」ってなに?
「丑」っていうのは、干支(えと)の一つ。ね、うし、とら、う…ってあるでしょ?
カレンダーには「丑の日」があって、夏の土用の時期の中で「丑の日」にあたる日を「土用の丑の日」って呼ぶんだよ。

③ どうしてウナギを食べるの?
むかしむかし、日本の学者で「平賀源内(ひらがげんない)」という人がいたの。
あるウナギ屋さんが、「夏は暑くてウナギが売れない…」って困ってたら、源内さんがこう言ったの

『土用の丑の日にはウナギを食べると元気になる』って書いて、お店に出してごらん!
それで本当に売れるようになって、今では「土用の丑の日にはウナギを食べる」っていう風習が広まったんだよ。
④ なんでウナギなの?
ウナギは、ビタミンや栄養がたっぷりで、夏バテにいいんだよ。
だから、暑くてつかれた体にぴったりの食べ物なんだね!

2025年 夏の土用の丑の日二回あります!
- 一の丑(いちのうし):7月19日(土)
- 二の丑(にのうし) :7月31日(木)
「土用の丑の日」は、夏のとても暑い時期に「丑(うし)」の字がつく日が来たときのこと。
それが今年は一回じゃなくて二回あるのが特別なんだよ。

どうして今年は二回あるの?
土用の期間(約18日間)の中には、「丑(うし)の日」がカレンダーの順番で1回か2回入ることがあるんだ。
干支(えと)は「ね・うし・とら・う…」って12こあるから、丑の日は12日に1回めぐってくるよ。
だから、土用の18日間の中に2回「丑の日」があると、「一の丑」「二の丑」って2回ある年になるんだ!
今年(2025年)の夏の土用は 7月19日〜8月6日ごろ だから、その間に「丑の日」が7月19日と7月31日の2回入ってるんだよ。

秋や冬にも「丑の日」ってあるの?
実は春・夏・秋・冬のすべての季節に「土用」があるよ!
- 春の土用(4月ごろ)
- 夏の土用(7月ごろ)←これが一番有名!
- 秋の土用(10月ごろ)
- 冬の土用(1月ごろ)

それぞれの土用の時期にも「丑の日」はあるけど、
「うなぎを食べる」のは、夏の土用の丑の日が一番知られてるんだ!
他の季節は、「体をやすめる日」「農作業をひかえる日」として大事にされてきたよ。
年間通してある土用丑の日
- 丑の日は12日ごとにやってくる
- 土用の中に2回「丑の日」があると、2回ある年になる
- 土用は春・夏・秋・冬にあるけど、うなぎを食べるのは夏だけが有名!

春・秋・冬の土用にはどんなことをするの
| 季節 | 土用は何をする? | いつごろ? |
|---|---|---|
| 春 🌸 | 夏にそなえて準備 | 4月〜5月 |
| 夏 ☀️ | ウナギで元気をつける! | 7月〜8月 |
| 秋 🍁 | 冬にそなえて体を休める | 10月〜11月 |
| 冬 ❄️ | 春にそなえて力をたくわえる | 1月〜2月 |
・昔の人たちは、季節の変わり目に「がんばりすぎないこと」を大事にしてたんだね。
春の土用(4月ごろ)
- だいたい4月の中ごろ〜5月のはじめくらい
- この時期は夏に向けて体をととのえる時期だよ。
昔の人は、新しいことを始めるのをちょっと待つようにしてたの。 - たとえば:「引っ越し」「家を建てる」「木を植える」などは、この時期をさけることが多いよ。

秋の土用(10月ごろ)
- だいたい10月の中ごろ〜11月のはじめ
- 秋の土用は、冬にそなえて体を休める時期だよ。
風邪をひきやすくなる前に、体調をととのえることが大切! - たとえば:おふろにゆっくり入ったり、あたたかい食べ物を食べたりするといいって言われてるよ。

冬の土用(1月ごろ)
- だいたい1月の中ごろ〜2月のはじめ
- 寒い時期だから、春に向けて元気をたくわえる時期!
昔の人は、体を冷やさないように注意してたよ。 - たとえば:「春に備えて、無理をしない」「寒さ対策をしっかりする」などがポイント。


