私たちの健康に大切な食材として知られる「大豆」。大豆は、たんぱく質や食物繊維などの健康成分を含んでいます。その大豆の、胚芽の部分に多く含まれている成分が大豆イソフラボン。また大豆のポリフェノールの一種が大豆イソフラボンです。
大豆イソフラボンは、植物が酸化などから身を守るための成分です。食事で、大豆イソフラボンを摂ろうとしても豆腐や納豆を毎日食べ続けるのは、難しいかもしれません。
しかも大豆イソフラボンの含まれる胚芽部分は、苦みやえぐみがあるため加工食品では、取り除かれてしまうことが多いようです。
大豆イソフラボンは、女性ホルモン(ストロゲン)と化学構造が似ていることから、植物性エストロゲンとも呼ばれます。
イソフラボンとは、大豆や葛(くず)などマメ科の植物に多く含まれるポリフェノールの一種です。
また、イソフラボンにも様々な分類や種類があり、大豆に含まれるイソフラボンは「ダイゼイン」「ゲニステイン」と呼ばれています。
大豆や大豆食品中に含まれる大豆イソフラボンは、主に配糖体として存在しています。その中でも糖部分が分離したものはアグリコン型といい、伝統的な大豆発酵食品中に含まれます。