[お歳暮のマナー]
古来、お正月には、お盆と同様に先祖の霊が帰ってくると考えられていました。ご先祖様と年神様を迎えるためのお供え物として、食料品などを親元へ持参していたものが、次第に目上の人や、日頃お世話になった人などへお正月用品を贈る「お歳暮」の習慣に変わったと言われています。よって元々、お歳暮の基本は季節のごあいさつです。贈る時期をはずさないことが何より大切です。正式には、お正月のお祝いの準備を始める「事始めの日」(12月13日〜12月20日)に贈るものとされていますが、現在では11月末頃から贈る人も増えてきました。また、地域によっても多少のずれがあるようです。
お歳暮は誰に贈るものとは決まっていません。しかし離れて暮らす両親や義父母、会社の上司や親族、恩師などに贈る人が多いです。また若い人の間では、お歳暮は形式ばったものでなく、気軽なプレゼント感覚で楽しまれているようです。
また訪問ではなく、直送する場合はあいさつ状を荷物が届くころに、別にハガキを出しておくのがマナーです。文章の内容は、お礼や近況報告などが一般的です。せっかくのプレゼントが台無しにならないよう、小さな心遣いがお歳暮のマナーです。
(ベルーナネット・グルメショッピングより)